触覚センサ・分布圧センサ
製品のポイント
触覚センサは、物体との接触圧を測定するセンサです。
人の感覚のひとつである圧覚に相当するセンサをラインナップしています。分布圧センサ、面圧センサ、圧力分布計など様々な呼び方があります。
これらのセンサは、人間工学、ロボットハンド、バーチャルリアリティなどの分野で利用されています。また、車のシートの体重感知や、機能性を持ったユーザーインタフェースとしても応用されています。
・センサのセル数、セルピッチなど、カスタムオーダーに対応
目的に適合する仕様で、受託開発を行います
・平面タイプだけでなく、3次元形状、伸縮形状にも対応
・触覚センサをテスト頂ける、標準評価キットKIT48を用意
センサMF48＋コントローラ＋計測ソフトウエアのセット
標準評価キットKIT48
センサ MF48
コントローラ
ソフトウエア
仕様 （KIT48）
製品名 ： 面圧センサー評価キット
型式 ： KIT48
＜センサ部 MF48＞
センサーセルサイズ： φ2.4
センサーセル数 ： 48セル
セルピッチ ：3✕3 mm
センサ有効領域 ： 17.3mm✕23.4mm
センサ外形 ： 26.3mm✕32mm
推奨荷重範囲： 20～300gf 許容荷重範囲： 1kgf（保護シートあり 荷重面積φ15以上の場合）
使用温度範囲： 0～50℃
使用湿度範囲： 30～85%RH
保存温度範囲： -20℃～70℃
保存湿度範囲： 10～95%RH
最大許容電圧： 30V
最大許容電流： 10mA
無負荷抵抗値： Z方向 10kΩ以上
最大負荷抵抗値： Z方向 2kΩ以下
＜コントローラ部＞
サイクルタイム 約100ms/出荷時仕様（最大約10ms、出荷時仕様からの変更は別途ご相談）
通信： USBシリアル 約1Mbps
分解能：8bit (1/256)
電源： USBバスパワー
＜ソフトウエア部＞
３Dグラフィック表示、時系列波形表示、無負荷時０データ出力機能、測定データCSV出力
開発：有限会社イーダブルシステム
販売：スギノエイチ株式会社
応用例・ソリューション
【平面・２次元曲面タイプ】
フレキシブルプリント基板タイプの、最もベーシックな触覚センサです
セル数やセルピッチなどを自由にカスタマイズし、様々なサイズを製作できます
応用例） ディスプレイ、タッチセンサ、ハンドルグリップなど
【形状に沿う、３次元成形タイプ】
プラスチックタイプで3次元形状に成形した触覚センサです
装着物に合わせて型を取り、その形状で成形し、センサ化します
応用例） ロボットハンドフィンガ―センサ、
【伸縮性がある、フレキシブルタイプ】
伸縮材料を用いて、しなやかに3次元形状に沿う触覚センサです
伸びはおおよそ5%で、ゆるやかな曲面を持っていたり、柔らかい取付対象物に適応します
応用例） 手、インソール、皮膚センサ、カーシート、ベッドなど
【さまざまな製作事例】
これまで製作事例のあるものの一部は、評価用として販売可能です
・ハンドル型 handle64 (FPCタイプ 64セル）
・指型 MY-48 （3次元成形タイプ 48セル） など
このほか、お問い合わせください
FAQ
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触覚センサの方式は何ですか？
→感圧抵抗膜式です。静電容量式とは違い加圧による抵抗変化を検知しますので、表面にクッション材などがあっても検出可能です -
最大セル数はどの程度まで可能ですか？
→標準的には128セルです -
検知できる最大荷重はどの程度ですか？
→50N/セル程度まで感知するセンサが製作できます。足圧分布や体圧分布など、高荷重側の測定はご相談ください -
検知できる最小荷重はどの程度ですか？
→0.1N/セル程度から感知するセンサが製作できます -
圧力センサではないのですか？
→キャリブレーションは既定の面積の治具を使用して、荷重値として出力するようにしています。詳細はご相談ください -
精度はどの程度ですか？
→キャリブレーションや使用条件により変動します。
センサの特性上取付状況、接触面積（当たり方）などによって多分に誤差を含みます。
場合によってはロードセルやフォースゲージなどを使って、使用条件に合わせたキャリブレーションを行って使うことも必要です。
このあたりは、技術的にサポート致します。 -
ロードセル（荷重センサ）の代わりになりますか？
→精度や安定性などを求める場合には金属のロードセルをお勧めします。
触覚センサ・分布圧センサは、薄く軽く様々な形状に適応できる特性がありますので、計測目的によって使い分けることをお勧めします
